「兄さんが帰ってきた」 軍隊手帳と写真、米国から返還

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軍服姿の時雄さん(岡部昭治さん提供)
軍服姿の時雄さん(岡部昭治さん提供)

 太平洋戦争に出征し、フィリピンのルソン島で1945年に戦死した秋田県三種町川尻出身の岡部時雄さん=当時(23)=が携帯していた軍隊手帳と写真が米国で見つかり、2日遺族へ返還された。弟の岡部昭治さん(86)は「兄さんが帰宅したような思い。多くの方々の協力にお礼を言いたい」と話した。

返還された軍隊手帳と写真。手帳の右上には銃弾を受けたとみられる痕がある


 手帳には時雄さんの入隊後の経歴や行動記録の一部が記され、右上には戦闘で銃弾を受けたとみられる痕がある。写真は時雄さんが軍隊の仲間と一緒に撮影したと思われる集合写真で、手帳に挟み込まれていた。

 三種町役場で行われた返還式には、昭治さんや県遺族連合会の田口昭益事務局長(66)などが出席。田川政幸町長が昭治さんに遺品を手渡した。

 昭治さんの元には、幼い頃に時雄さんと写った写真が残っていた。今回の返還に「敵と味方に分かれて戦った相手の遺品を米国の人が大事に保管し、届けてくれた。兄さんも両親もきっと喜んでいると思う」と話した。

幼少時の昭治さんと一緒に写真に写る時雄さん(右)。夏に大学から帰省した際の1枚とみられる(岡部昭治さん提供)

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