横手市の積雪、観測史上最大更新 秋田市もドカ雪に

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観測史上最大の積雪となった横手市では市民が雪かきに追われた=4日午後12時40分、同市鍛冶町
観測史上最大の積雪となった横手市では市民が雪かきに追われた=4日午後12時40分、同市鍛冶町

 秋田県内は4日、発達した低気圧の影響で内陸南部や秋田市を中心に大雪となった。横手市では午後9時の積雪が197センチとなり、地域気象観測システム(アメダス)による観測が始まった1979年以降で最大を更新した。同市では「四八豪雪」の74年に259センチを記録している。秋田市では午前7時までの12時間降雪量が27センチとなり、2月として過去最大となった。

 秋田地方気象台によると、低気圧の通過に伴い県央から県南の広い範囲に発達した雪雲がかかった。午後9時時点の積雪は湯沢市135センチ、鹿角市41センチ、秋田市32センチ、由利本荘市27センチなど。冬型の気圧配置が強まり、全26観測地点で最高気温が0度未満の真冬日となった。秋田市は積雪が40センチを超えたため、道路豪雪対策本部を設置。市内の一斉除雪を始めた。

 除排雪作業中の事故も相次ぎ、鹿角市では屋根のつららを落とそうとした30代男性がはしごから転落し、腰椎骨折などの重傷を負った。由利本荘市の2人、仙北市の1人も脚の骨を折るなどした。県警によると、午後4時までに県内で26件のスリップ事故が起きた。

 航空各社によると、秋田空港発着の全便が欠航した。秋田道、東北道、日本海東北道、湯沢横手道路で吹雪のため断続的に通行止めが発生した。

 JR秋田支社によると、午後6時までに羽越、奥羽、北上の各線で計68本が運休、区間運休した。5日は奥羽線の新庄―院内間で始発から午前10時ごろまで運休する。花輪線も一部列車を運休する。

 5日はくもりや雪となるが、冬型の気圧配置は緩む見込み。日中の予想最高気温は秋田市6度、横手市4度で、気象台は屋根からの落雪に注意するよう呼び掛けている。

「いいかげんにして」、市民ら疲労の色隠せず


 横手市では1月11日に続いて今冬2度目となる観測史上最大の積雪を更新した。「またか」「もういいかげんにして」―。寄せては降っての繰り返しに、市民は疲労の色を隠せない。

 同市の積雪は先月下旬に120センチ台まで減っていたが、3日からのまとまった雪で一気に増えた。市役所本庁舎前の居酒屋で店長を務める柴田真輝さん(55)は、午後5時の開店前に除雪に汗を流していた。「大雪と新型コロナでお客さんは少ない。雪かきをしてもお金にならないし、もう今年は降らなくていいよ」とため息をついた。

 早朝と昼すぎに2回、雪かきをしたという同市鍛冶町の博田満幸さん(76)は「最近落ち着いていたが、また一気に降ってきた。今年はやっぱり異常。もういいかげんにしてほしい」と話した。

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