遠い風近い風[小玉節郎]例えば、マッチ

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 テレビで料理番組を見ていたら、料理の先生が食材を「マッチ棒の太さぐらいに切り揃(そろ)えてください」と言った。そのことに問題はない。でも、マッチを使わなくなった日常で、マッチ棒の太さを「ああ、あの感じ」とわかる人、特に若い人がどれぐらいいるだろうかと疑問を持ってしまった。私自身、いつからマッチを使っていないか思い出せなかった。

 そう、日本の「主に」男たちの大半が煙草(たばこ)を吸っていた時代にはマッチがあふれていた。喫茶店や酒場、小料理屋などには必ず店オリジナルのデザインのマッチ箱があった。マッチ箱のコレクションをしている人も大勢いたが、もういないか。

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