地方点描:手帳と手記[能代支局三種町駐在]

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 太平洋戦争に出征した2人が残した手帳と手記に触れ、75年余り前の“歴史”をぐっと身近に感じた。1人はフィリピン・ルソン島で戦死した三種町川尻出身の岡部時雄さん=当時(23)。遺品の軍隊手帳が先日、弟の昭治さん(86)の元に返ってきた。元米兵の父親から譲り受けた米国の男性が現地のNPOを通じて送ったものだ。

 時雄さんと一回り以上年の離れた昭治さんの手元には、幼い頃に三種川の岸で一緒に写った写真が1枚だけ残っていた。「ほんの数年なのに顔つきも違う。どれほど大変なことがあったのか」。痩せ細った軍服姿の時雄さんの写真と見比べ、思いを巡らせてきた。

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