日々を見つめて(1)非被災者の私 あった景色、忘れまい

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 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。私がこの地に移り住み、もうすぐ4年になります。住まいの再建が進み、ほかの土地と変わらない日常を過ごす人々の姿がある一方、震災で受けた心の傷を垣間見ることもあります。あの日から間もなく10年。石巻の何げない日々を見つめ、感じたことをお伝えします。(5回続き)

百武絵美子(ひゃくたけ・えみこ)
1983年横手市生まれ。元秋田魁新報記者。新聞記者の夫が駐在する石巻市に在住。1児の子育て中。



 アパートの自宅2階から、平らにならされた公園が見える。そこには1年前までプレハブの仮設住宅が立っていた。

 2017年春。私が移り住んだ市内陸部には、津波で自宅を失った人たちが再建した新しい家々が並んでいた。ショッピングモールがあり、周辺ではスーパーや飲食店が相次いでオープンしていった。便利で、生活しやすい街がつくられていくさなかだった。

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