仕事のゲンバ:武藤工芸鋳物(秋田市) 修練の技、「湯加減」見極め

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 鋳物職人は高温で融解した金属を「湯」と呼ぶ。金属の種類にもよるが、湯の温度は通常千度を超える。危険と隣り合わせの過酷な環境の下、微妙な色彩変化を瞬時に見極められるかが、職人の腕の見せどころだ。武藤工芸鋳物(秋田市添川)の5代目社長武藤元さん(57)は「『湯加減』は鋳造の基本。見誤れば全てが台無しになる」と語る。

 広さ約300平方メートルの作業場には、溶かす金属の量や種類に応じて使い分ける溶解炉が3基並ぶ。炉の高さはそれぞれ異なり、1・5~1・9メートルほど。内部には耐火性に優れたカーボン製のつぼが据えられ、最大200キロの塊を溶かすことができる。炉の背面下部にはバーナーが備え付けられ、取り囲むように熱することで、炉内の金属が融解する仕組みとなっている。

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