コロナ下で規模縮小、静かなかまくら 関係者の思い複雑

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 秋田県横手市で450年以上続くとされる小正月行事かまくらが15、16日に開かれる。今年は新型コロナウイルスの影響で観光客向けの催しが行われず「静かなかまくら」となる。行事に関わってきた、かまくら職人や特別支援学校の生徒、県外からのボランティアに胸中を聞いた。

「情緒ある風景になるはずなのに…」かまくら職人の北嶋さん


 「雪はあるのに、見に来てけれと言えない。今年は地面が白くて、情緒ある風景になるはずなのに…」

 30年以上にわたり職人としてかまくらを作り続けている北嶋勝雄さん(73)=横手市金沢中野=は、行事の規模縮小がもどかしい。

職人を束ねる「親方」の北嶋さん


 1月18日、市役所市民広場で始まったかまくら作りの作業。かまくら職人15人ほどがスコップで雪を積み、踏み固めた。北嶋さんは親方として職人たちを束ねていた。

 かまくらは高さ約3メートル、直径3・5メートル。1基作るのに30トンもの雪が必要とされる。雪をしっかり固め、きれいに形を整えて穴を作るには職人たちの経験とチームワークが欠かせない。

 このかまくらは、あくまでも地域住民が楽しむ目的。観光客向けの取り組みは行われない。昨年の雪不足から一転し、今年はかまくらの材料である雪が豊富だが、コロナ禍が誘客を阻んだ形だ。

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