強風続き、負傷者や建物被害相次ぐ 県内、18日は大雪の予報

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強風で約100メートル飛ばされ、会社敷地内に落下した屋根=17日午前9時40分ごろ、仙北市田沢湖生保内
強風で約100メートル飛ばされ、会社敷地内に落下した屋根=17日午前9時40分ごろ、仙北市田沢湖生保内

 秋田県内は17日、強い冬型の気圧配置の影響により全域で強風に見舞われ、内陸南部を中心に断続的に雪が降った。新たに負傷者や建物被害が確認され、JRのダイヤも乱れた。

 秋田地方気象台によると、17日午後6時現在の各地の最大瞬間風速は、八峰町八森27・0メートル、秋田市23・2メートル、にかほ市20・8メートルなど。

 県総合防災課によると、15日からの暴風による負傷者は、新たに3人が判明し、計6人となった。いずれも16日に発生したもので、美郷町の80代女性は歩行中に風にあおられ、頭蓋骨骨折とみられる重傷。大館市の50代男性と由利本荘市の70代男性はそれぞれ軽傷を負った。

 建物被害も相次いだ。仙北市田沢湖生保内では、民家敷地内にある蔵を囲う建物2棟の屋根が飛ばされ、近くの民家の壁などを壊す被害が16日夜から17日朝にかけて判明。飛ばされた屋根の一部は約100メートル離れた会社敷地内に落下した。

 秋田市八橋本町のCNAアリーナでは、メインアリーナ北側の屋根の一部が破損。市内の小中学校で屋根やネット、フェンスの破損も相次ぎ確認された。県内の建物被害は15日からの累計で477棟となった。

 東北電力ネットワーク秋田支社によると、15日から12市4町の延べ約2万戸で発生した停電は、17日午前中までに全て復旧した。

 JR秋田支社によると、強風などの影響で、羽越線、五能線、奥羽線、花輪線で運休または区間運休した。18日は奥羽線の新庄―院内間で、上り線は始発から午前10時ごろまで
、下り線は始発から午後1時ごろまでそれぞれ運転を見合わせる。

 雪による事故も発生し、17日午後2時45分ごろ、羽後町西馬音内堀回の町道で、羽後交通の路線バスが左カーブを走行中にスリップし、対向車線に止まっていた軽ワゴン車に接触した。バスに乗客はおらず、けが人はいなかった。

 18日も強い冬型の気圧配置が続き、県内では大雪となる所がある見込み。18日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で山沿い40センチ、平野部30センチ。予想される最大瞬間風速は沿岸海上25メートル、沿岸陸上30メートル、内陸20メートル。

 秋田地方気象台は交通障害や建物被害、屋根からの落雪などに注意するよう呼び掛けている。

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