日々を見つめて(4)伝えたい古里 記録は残ると信じて
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実家のある横手市で生まれた長女(2)も石巻の地で歩けるようになり、散歩が日課となった。
近所を歩いていると、よく見掛けるのが自宅前でバドミントンをする夫妻。庭に咲く草花を分けてくれたり、長女に絵を描いて見せたりしてくれるので、お気に入りのコースとなった。
何度かおしゃべりするうち、夫の矢口清志さん(74)が海に近い門脇地区の出身と知った。津波が押し寄せた後、大規模な火災があり、壊滅的な被害を受けた。矢口さんは一時避難を経て、内陸部に現在の家を再建したという。
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