免疫「消失」の子ども、ワクチン再接種の費用負担重く 小児がん治療

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 小児がん治療などの際、乳幼児期にワクチンの定期接種で獲得した免疫を失ってしまう子どもたちが、県内にも一定数いることが分かった。免疫がなければ感染症にかかりやすくなり、あらためて予防接種を受ける必要がある。だが、再接種の助成制度を設ける自治体は県内だけでなく全国でも限られており、費用を自己負担しなければならないのが現状だ。

再接種を受ける中学2年の女の子=2月15日、中通総合病院

 小児がんなどの子どもたちは、骨髄移植など血液細胞をつくる「造血幹細胞」の移植を受けた場合、それまでに獲得したワクチンの免疫が失われることがある。

 免疫を失った子どもは生まれたての赤ちゃん同様、感染症にかかりやすい状態にある。予防接種法に基づく定期接種対象のワクチン全てを助成なしで再接種する場合、20万円以上かかることもある。

 秋田市の中学2年の女子生徒は小学6年の時、「再生不良性貧血」と診断された。白血球や赤血球をつくる力が弱まってたびたび発熱し、輸血が必要になる血液の病気だ。女子生徒は骨髄移植を受けた。

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