仕事のゲンバ:横手市増田まんが美術館(横手市) 魂こもる原画、次世代へ

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 暗がりの室内は、天井に届くほどの収納棚が立ち並び、研究室のようでもある。ガラス張りのスペースでマスクと手袋を着けた職員が慎重な手つきで扱うのは、漫画の原稿用紙だ。

 約2年の改修工事を経て、2019年5月にリニューアルオープンした「横手市増田まんが美術館」は、原画保存に力を入れた点が特徴だ。「釣りキチ三平」などのヒット作で知られ、昨年11月に亡くなった名誉館長の矢口高雄さん(享年81)の全原画をはじめ、国内外の漫画家約180人の原画約40万枚という日本一の収蔵量を誇る。

原画保存の作業を進める様子をガラス越しに見学できる「マンガの蔵展示室」

 心臓部となるのが建物左奥の「マンガの蔵展示室」。「魅せる収蔵」を掲げ、原画をデジタルデータ化する様子などをガラス越しに見学できる。工程を透明化し、原画保存の意義を伝える狙いがある。

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