東日本大震災10年(3)岩手・山田病院で被災した平泉宣さん 元気でいることが幸せ
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がれきが堆積し、泥だらけの街中。岩手県立山田病院(山田町)の副院長だった平泉宣さん(62)は、東日本大震災の発生からしばらく、着の身着のままで逃げた人たちが過ごす避難所に歩いて向かった。

「先生、どこに行くんだ?」。とぼとぼと歩く白衣姿を見掛けた住民が車からよく声を掛けてくれた。「乗ってけ乗ってけ」。訪問先の避難所まで送り届けてくれた。現在、古里の大館市で医師を務める平泉さんは、町をくまなく歩いた日々を「昨日のことのよう」に感じている。
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