日々を見つめて(5)暮らしの中で 亡き娘、いつもそばに

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千聖さんの存在を日々感じながら暮らしている隆洋さんとさよみさん=宮城県石巻市福地の自宅、昨年12月13日
千聖さんの存在を日々感じながら暮らしている隆洋さんとさよみさん=宮城県石巻市福地の自宅、昨年12月13日

 「パパずるい」

 お菓子の空き箱に、メッセージと怒った顔が描かれている。

 「これ、私の宝物です」と紫桃(しとう)隆洋(たかひろ)さん(56)が見せてくれた。ある時、箱に入っていた生キャラメルを隆洋さんが食べ切ってしまった。すると、むくれた次女千聖(ちさと)さん=当時(11)=がそう落書きしたという。空き箱は、大工の仕事でいつも使う車の中に大切に置いてある。

 3人きょうだいの末っ子に生まれた千聖さん。震災の津波で、児童と教職員84人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の5年生だった。

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