戦禍の記憶:戦地に行った兄たち 死因「良かった」に反発

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戦死した兄との思い出を語る熊谷さん

 私は九番目の長女として昭和六年に生まれました。両親はもとより年のはなれた兄たちからも可愛がられて育ちました。


 便箋8枚に及ぶ手紙には、戦死した2人の兄の思い出などがつづられていた。手紙を寄せたのは秋田市上北手の熊谷悦子さん(89)。戦死した兄ら、家族への思いを聞いた。

 〈  は手紙からの引用〉

 ◇  ◇

熊谷さんが兄たちのことをつづった手紙

熊谷さんは、川添村(現秋田市雄和)生まれ。8人の兄の中で、悦子さんの面倒を特に見てくれたのが、次兄の伊藤隆二郎さんだった。

 隆二郎兄さんは特にわたしを可愛がってくれました。(中略)私が小学校に入った頃、秋田市の映画館でマンガの映画があるからと、土曜日に小学校まで自転車で迎えに来て私を自転車の前に乗せて七郎兄と八郎兄は自転車につかまって走りながら家に帰り、それから三人を連れて映画を見に行った思い出は、今もなつかしいです。

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