延暦寺僧12年の修行を満行 世間から隔絶、戦後7人目

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「十二年籠山行」を終えた渡部光臣住職=1日午前、大津市
「十二年籠山行」を終えた渡部光臣住職=1日午前、大津市

 比叡山延暦寺(大津市)は1日、境内の「浄土院」で天台宗の開祖最澄に仕え、読経などを行う12年間の修行「十二年籠山行」を終えたとして、渡部光臣住職(48)に遂業証を授与した。授与は戦後7人目。

 延暦寺によると、最澄が十二年籠山行の制度を制定し、1200年以上続くとされる。織田信長の比叡山焼き打ちで一時中断されたが、江戸時代に復興した。

 十二年籠山行は最澄の廟所である浄土院にこもり、毎日午前4時から読経するなどの修行を12年間休まず行う。新聞やテレビなど情報を得る手段もなく、世間から隔絶されているという。