北斗星(4月5日付)

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 好天続きから一転、知事選投票日の昨日は雨となった。晴れ間に投票所へ向かう道すがら梅やモクレン、レンギョウと共に三分咲きの桜を目にして驚いた。秋田地方気象台は昼すぎ、開花の観測を発表。平年より14日早く、観測史上最も早い

▼投票所では入り口前のアスファルトに約1メートル間隔で密を避ける赤い目印を付けていた。立会人はマスクとフェースシールドを着用。用意された鉛筆には消毒済みと説明があった

▼投票日の前日に秋田市で9人、県全体で13人の新型コロナウイルス新規感染者を確認。今日からは宮城など3府県にまん延防止等重点措置が適用される。投票所の感染防止対策には最大限神経をとがらせたことだろう

▼知事選は現職の佐竹敬久氏が4選を果たした。全国的に見れば本県の感染者数は少なく、ことコロナ対策について変化を望まない傾向があっても不思議はない。有権者が経験を重視した可能性もある。あと一歩及ばなかった新人の村岡敏英氏にとっては不利に働いたか

▼佐竹県政がスタートした2009年4月の本県人口は約110万人。先月は94万人台でこの12年間に約15万人減った。そのペースは歯止めがかかるどころか加速している。人口減少対策は十分とは言い難い

▼手ごわい問題であることは誰もが理解している。しかし全国で最も人口減少が進む県だからこそ、どこよりも対策に力を入れなくてはならない。知事選に投じられた一票一票にはそんな期待も込められている。

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