コロナ後肺障害の患者に生体移植 京大病院、世界初

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京都大病院で行われた、新型コロナウイルスによる肺障害患者への生体肺移植手術(京都大病院提供)
京都大病院で行われた、新型コロナウイルスによる肺障害患者への生体肺移植手術(京都大病院提供)

 新型コロナウイルス感染によって左右両方の肺がほぼ機能しなくなった患者に対し、健康な親族の肺の一部を提供する生体移植手術を世界で初めて実施したと、京都大病院が8日、発表した。

 京大病院によると、新型コロナ感染後の肺障害に対する脳死肺移植は中国や欧米で実施されているが、生体肺移植は初だとしている。

 患者は関西地方在住の女性で、昨年末に感染。呼吸状態が急速に悪化し、肺炎の後遺症で両肺は固く小さくなり、ほとんど機能しなくなった。今年4月5日に人工心肺装置ECMO(エクモ)を付けたまま京大病院に入院、夫と息子から肺の一部の提供を受け、7日に移植手術を受けた。