新スタジアム整備「公費投入の優先度低い」 元秋大准教授・萩原さん

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 秋田市長選で4選を果たした穂積志市長は、サッカーJ2ブラウブリッツ秋田(BB秋田)の新スタジアム整備と、市卸売市場の再整備に合わせた外旭川地区の開発を公約に掲げた。今後のまちづくりに必要な視点について、元秋田大准教授で名古屋学院大准教授の萩原史朗さん(45)=公共経済学=に聞いた。

ブラウブリッツ秋田が現在本拠地として使用するソユースタジアム=秋田市八橋運動公園


 ―秋田市長選の印象は。

 「出馬した3人とも公約に新スタジアム整備を掲げ、うち2人は外旭川地区の開発に前向きだった。新人2人が立候補し、知事選に比べて政策論争が活発に行われた点は良かった。一方で、スタジアム整備の財源や維持管理費、外旭川地区の開発を進めた場合の経済波及効果や住民生活へのメリット、デメリットなどに関する説明は不十分だった。イメージや希望的観測ではなく、客観的な数値に基づいた議論が不足していた」

 ―スタジアム整備をめぐる課題は何か。

 「公費を投じて建設する場合、場所を選ぶ前にそもそも新設の必要があるか否かの議論が不可欠で、この点について多くの市民の理解を得る必要がある。外旭川地区の開発構想とは切り離して考えるべきだ。新スタジアムは一般の利用が限られ、ほぼBB秋田の専用施設になる可能性が高い。自治体には効率的で公正な財政支出が求められる。公共支出論の観点では、新スタジアムの優先度は高くないと思う」

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