北斗星(4月11日付)

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 世界ではさまざまな分野で県出身者たちが活躍している。秋田市出身の昆虫学者・前野ウルド浩太郎さん(41)は著書「ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ」(光文社)に、バッタの大群に向かって緑色の全身タイツを着て立つ写真を掲載している

▼自身を植物に見せかけて大群の暴走を止めようとの試みだったが、「偽の植物だと見抜きやがった」と悔しがる。農作物を食い荒らすバッタの防除法を研究する姿をユーモアたっぷりに描いている

▼県立図書館は郷土資料コーナーで「世界を目指した秋田人」と題した企画展示を来月5日まで行っている。明治期から現代まで、前野さんのように海外に雄飛した人たちの本が並ぶ

▼東京五輪・パラリンピックを前に、アトランタ五輪の女子マラソンで日本代表となった浅利純子さん(鹿角市)や、アテネパラリンピックの男子マラソンで金メダルを獲得した高橋勇市さん(横手市出身)を紹介した本も興味をそそられる。選手たちはいかにして大舞台に向かっていったのだろうか

▼約50カ国を訪れたというトラベルライター・伊藤伸平さん(湯沢市出身)の「気軽に始める!大人の男海外ひとり旅」(ダイヤモンド社)は自身がやってみたい旅のテーマ50を載せている。読めば海外旅行に行きたくなるかもしれない

▼残念ながら現在は、新型コロナウイルスの流行により日本と世界各国の往来にかつてのような自由さはない。一日も早く往来しやすい状況になってほしい。

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