人間国宝、吉田簑助さん今月引退 文楽人形遣いの第一人者

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2014年5月、「沓掛村の段」を吉田文雀さん(左)と演じる吉田簑助さん=東京・国立劇場
2014年5月、「沓掛村の段」を吉田文雀さん(左)と演じる吉田簑助さん=東京・国立劇場

 文楽協会(大阪市)は15日、人形浄瑠璃文楽の人形遣いの第一人者で人間国宝の吉田簑助さん(87)が、国立文楽劇場(同)で開催されている4月文楽公演の25日の千秋楽をもって、舞台を引退すると発表した。協会を通じ「人形遣いとして持てる力の全てを出し尽くしました」とコメントを出した。

 同協会によると、引退後の活動は未定としている。体調面での問題はないという。

 吉田さんは大阪市出身。1940年に吉田文五郎に入門し、61年に吉田簑助を襲名。94年に人間国宝に認定され、2009年に文化功労者、12年に日本芸術院会員となった。

 女形で高い評価を獲得した。