音を使い、人の輪つくる

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音楽療法士・田口諒也さん(33)=大館市

福祉施設の利用者がたたく打楽器の音と合わせ、キーボードで弾き語りする田口さん


 タンバリンを手に跳びはねる。ギター片手にヒット曲の「香水」を替え歌で歌い、子どもたちに太鼓を力いっぱいたたかせる―。さまざまな「音」を介し、集まった人たちと全身で共鳴し合う。楽器を手にはしゃぐ人、遠目に眺める人。音楽療法士として、それぞれが心地よい距離感で音に触れられる空間をつくり上げている。

 音楽療法では、楽器や歌といった音の刺激によって記憶をたぐり寄せたり、身体反応を促したりする。それは人の心身を回復させ、人間関係の改善にもつながるという。

 ピアノや打楽器を教える音楽講師の仕事をしながら、県北の福祉施設や児童クラブで定期的に教室を開いている。ユーモアにあふれ、どんな人にも真っさらな目で向き合う姿は、利用者や職員の人気を集めている。

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