北斗星(4月25日付)

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 来春の新入学児童用ランドセルが、早くも大型店の売り場にずらりと並んでいた。随分と気が早いと思ったら、業界団体の調査ではどれを買おうかと考え始めるのは入学前年の4月が最も多かった。購入は5月から本格化するという

▼思っていた以上に色の種類は多く、24色から選べる商品もあった。かつて男子の定番だった黒の購入は6割ほどに減り、紺系が増えている。女子のトップは赤から紫・薄紫に変わり、ピンクや水色、薄茶も人気だ

▼大きさも昔とは違う。約20年前までは教科書の大きさに合わせてB5判が入るサイズが主流だった。今はA4判を入れやすいように少し大きくなった

▼一方で軽量化は進んでいる。ただ、教科書を詰め込むと重いのは今も昔も変わらない。小学校時代を振り返ると、重いランドセルを背負うのが嫌だった。たびたび学校の机やロッカーに教科書を置いて帰り、担任からよく注意を受けた

▼近いうちに登下校時のランドセルはぐっと軽くなるかもしれない。国は全国の小中学生にデジタル端末を1人1台配備。紙の教科書をデジタル化していく方針だ。県内では4月からパソコンやタブレットの利用が進む。今のところ原則、自宅には持ち帰れない

▼初めてランドセルを背負った時、少し誇らしく思ったことを思い出す。中に入れる物が変わっても、ピカピカのランドセルを持つ喜びはきっと今も昔も変わらない。売り場で品定めに悩む大人たちの顔もどこか楽しそうに見えた。

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