北斗星(5月9日付)

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 キャンプは近年、全国的にブームとなっている。テントを張ったり、まきや炭に火を付けたりするのは手間がかかる。後片付けも面倒だ。だが、そうして経験できる非日常的な時間に楽しさを見いだす人が多いようだ

▼女子高生のキャンプ体験を描いたアニメや、芸能人の動画などが愛好者の幅を広げている。新型コロナウイルスへの警戒もあり、大勢が密集しないレジャーとしても人気だ

▼大きなスポーツ用品店だけでなく、100円ショップにもランタンをつるす棒などアウトドア用品が増えてきた。キャンプ道具は「ギア」とも呼ばれる。自分好みのギアを選んだり、使いやすいように加工したりするのも楽しみの一つ

▼県は県立自然公園や国定公園などにある県内18カ所のキャンプ場情報をまとめた小冊子を作成。計5千冊を県庁や県内の道の駅などで無料配布している。冬期間もオープンしている施設はあるが、多くは5月前後から利用が可能になる

▼山の中だったり、海や湖、滝の近くだったり、立地はさまざまだ。そうした場所まで足を延ばせない人の中には、自宅の庭やベランダでギアを試したり料理を食べたりする「おうちキャンプ」を楽しむ人もいる

▼県内は既に夏日を記録。野外に出たくなるような気候となった。泊まりがけの本格キャンプとまではいかなくても、近くの公園でシートを広げて弁当を食べるのもいい。コロナ禍であっても、ちょっとした手間を楽しめる心のゆとりを持っていたい。

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