逮捕の県幹部、容疑否認 業者元相談役、大筋認める

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県警本部(資料写真)
県警本部(資料写真)

官製談合疑い、県幹部逮捕 北秋田の県道工事で情報漏えいか

 秋田県発注工事の入札を巡り、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された県建設部建設政策課政策監(58)が、県警の調べに対して容疑を否認していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された秋田市飯島の建設業者、元相談役(71)は容疑を大筋で認めているという。県警は9日、2人を送検した。

 県警は、県北秋田地域振興局が昨年5月に行った県道大館能代空港西線(鷹巣西道路)の標識や道路標示の設置工事の条件付き一般競争入札2件で、当時同振興局建設部長だった県建設部建設政策課政策監が、元相談役に対して最低制限価格を算出するのに必要な経費の金額を事前に漏らし、落札させたとみて調べている。元相談役は不正に入手した情報で落札した容疑が持たれている。

 2件の入札は県が工区を分割して発注した工事。同じ会社が両方を落札することはできない制度で、最低制限価格の高い方をデイック社が、低い方を県内の別の会社がそれぞれ最低制限価格と同額で落札した。県警は、金額が低い工事の情報を元相談役側が別の会社に流したとみて調べている。

 佐竹敬久知事は9日、県の新型コロナウイルス対策本部会議後の会見で、逮捕について「本当に申し訳なく思っている」と陳謝した。

 県発注工事の入札での不正が疑われていることについて「公共事業の発注は、県の事務事業の中で最も公正、公平、厳密であるべきだ。誠に遺憾であり、県民に心からおわび申し上げる」と頭を下げた。

 県建設部建設政策課政策監が今年2月、取り調べを受けていることを当時の上司に報告していたことについては「自分には報告は上がっていなかった」と話した。

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