植樹した桜切られる、角館町古城山 関係者「許されない」

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山の斜面に投げ捨てられたカンザンの木=9日撮影、角館まちづくり地域運営体提供


 秋田県仙北市角館町の古城山公園に市が植樹した2本の桜の木が今月上旬、根元から何者かに切断されているのが見つかった。植樹に携わった住民組織「角館まちづくり地域運営体」の小林郁男会長(74)は「まだまだ若く、これから見応えのある木に育ってくれるはずだった。許されない」と憤っている。

 切断されたのは八重桜の一種のカンザン2本で、2018年に市が古城山を市民の憩いの場にしようと植樹したもの。都内の企業から受けた企業版ふるさと納税などを原資にカンザン3本、ベニヤマザクラ7本が植えられ、1本当たり約11万円の費用がかかったという。これらの木は市民から募った希望者の手で記念植樹された。

 切断されたのが分かったのは今月9日。小林会長が開花の様子を見に行ったところ、根元からのこぎりのような物で2本が切られているのを見つけた。記念植樹したことを伝えるプレートも切り落とされていた。木の幹と支柱を結ぶ縄も切られ、切断された木は10メートルほど離れた斜面に投げ捨てられていたという。

 小林会長は翌日、市に報告。仙北署にも被害を相談し、一緒に現場を確認した。市建設課の担当者は「切断面を見ても誰かが何らかの道具で切ったのは間違いない。卑劣な行為だ」と指摘する。市と地域運営体は被害届を出す方向で検討中。仙北署は「現場を確認しており必要な捜査を進めていく」としている。

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