「石中ソーラン」、閉校や統合乗り越え小友小が伝統引き継ぐ
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2001年に由利本荘市の旧石沢中学校で生徒たちが考案した踊り「石中ソーラン」が今、市内の小友小学校で踊られている。石沢中が05年に閉校した際、隣接する石沢小学校に引き継がれ、今年4月の小友小との統合でも継承。人口減で消えた学びやの記憶が踊りに宿る。

今月15日、この春の統合後初めて行われた小友小の運動会。青空の下、児童約160人が鳴子を手に持ち、体を目いっぱい動かして約5分間の石中ソーランを踊った。
校長の阿部亨さん(55)はかつて、石沢中勤務時代に石中ソーランの制作に携わった。
閉校を4年後に控えた01年、「石中があった証しを残したい」と生徒が発案。それまで踊っていたソーラン節を参考に、生徒が振り付けや歌のメロディー、歌詞を考えた。
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