【さきとく】豪で発見の写真に「能代」の文字、その由来は…

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「秋田の古い写真の出自を調べています」。「こちらさきがけ特報班」にオーストラリア在住の日本人からこんな情報が寄せられた。手掛かりは、写真とはがきで確認できる「能代」の文字。どんな由来があり、どのような経緯で海を渡ったのだろうか。

豪ビクトリア州で見つかった古い写真。中央の旗に能代・本澄寺とある

  投稿したのは、かつて能代市で暮らしたことのあるシドニー在住の大野唱子さん(47)。写真は、写真家の友人が6年前、豪ビクトリア州の田舎町で開かれたフリーマーケットで入手した。モノクロ写真約340枚の中に、秋田関連とみられるものが数枚見つかり、「手掛かりとなる情報を得たい」と求めた。

 総勢50人余りの集合写真には、中央の旗に「能代」「本澄寺」とある。現在も能代市萩の台にある日蓮宗の寺だ。現住職の柴田寛彦(かんげん)さん(72)を訪ねると、寺に残るアルバムから全く同じ写真を捜し当ててくれた。1958(昭和33)年7月26日、先代の父寛綱(かんこう)さん(享年66)や檀家(だんか)らが、日蓮にゆかりのある新潟・佐渡の一ノ谷(さわ)妙照寺を参拝した時の写真だという。

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