ボクシング元世界王者の三浦さん、大坂選手の苦悩に理解示す

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 女子テニス四大大会の全仏オープンで、試合後の記者会見を拒否した大坂なおみ選手(23)。波紋を呼んだ言動を、世界の頂点を知る人はどう見たか。秋田県三種町の元ボクシング世界王者・三浦隆司さん(37)は、大坂選手の苦悩と、取材対応の必要性の双方に理解を示す。

WBCタイトルマッチの2日前に都内ホテルで開かれた記者会見で質問に答える三浦さん。現役時代は試合前、試合後とさまざまな場面で取材対応してきた=2015年4月


 「正直、試合で負けた後は取材は受けたくなかったです。それどころではない精神状態なので」。現在、母校の金足農業高校で実習助手とボクシング部コーチを務める三浦さんが振り返る。

 負ければ、去就が注目される。「『今後は』と聞かれると、引退という言葉を聞きたいのかと意地悪に感じてしまう」。心に突き刺さる質問が時にあった。

 試合の前や減量中に取材がセットされることもあり、神経がぴりぴりする中で対応することに疲労感が伴った。勝った時は答えに窮しなかったが、敗者がリング上でインタビューを受ける様子を見た時はやめてあげてほしいと思った。

 そうした経験があるからこそ、大坂選手が「心の健康状態」を理由に会見を拒否したことに「一概に否定できない」と理解を示す。

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