洪水被害抑制に「田んぼダム」 ICTで遠隔排水調節

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スマートフォンを使って自動給排水栓装置を操作しながら、田んぼの水位を確かめる奥山代表
スマートフォンを使って自動給排水栓装置を操作しながら、田んぼの水位を確かめる奥山代表

 大雨の際に水田に水をため込み、下流域の洪水被害の軽減を目指す「田んぼダム」とスマート農業を組み合わせた実証事業が、秋田県内で始まった。国のモデル事業に採択された美郷町の農事組合法人の水田に遠隔操作で排水量を調節できる機器が設置され、実用化に向けたデータ収集が進められる。豪雨災害が全国で頻発する中、県は防災・減災につながる新たな取り組みとして田んぼダムの普及を進める考えだ。

 田んぼダムは水田から流れ出る水の量を調節する専用の板や器具を取り付け、大雨時の排水量を抑える試み。豪雨被害の増加を背景に整備が進んでおり、県内では1300ヘクタール分ある。水田は水位を10センチ高くすると1ヘクタール当たり1千立方メートルの水をためることができ、治水効果に期待が高まっている。

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