「ヤングケアラー」県内にも潜在 周囲の気づきが大切

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 大人に代わり、家族の介護や幼いきょうだいの世話をする18歳未満の子ども「ヤングケアラー」の存在が、国の調査で浮き彫りになった。秋田県内でも一定数いるとみられ、学業や進路への影響だけでなく、同世代からの孤立を招くと懸念されている。県内の高校で不登校などの相談に乗るスクールソーシャルワーカーの佐藤秀一さん(53)=秋田市、精神保健福祉士=は「学校生活に支障が出るほどであれば明らかに問題」と語り、周囲による気付きの必要性を訴える。

 厚生労働省と文部科学省が4月に発表したヤングケアラーに関する初の実態調査の結果によると、「世話をしている家族がいる」と答えた中学生が5・7%(約17人に1人)、高校生は4・1%(約24人に1人)に上った。クラスに1~2人いる計算となる。世話をしている対象は多い順にきょうだい、父母、祖父母だった。

厚生労働省のホームページに掲載されているヤングケアラーの例


 別途実施した定時制高校生、通信制高校生への抽出調査によると、「世話をしている家族がいる」との回答は定時制高校生で8・5%、通信制高校生は11・0%で、全日制(4・1%)の2倍超だった。都道府県で1校ずつの抽出調査だが、定時制、通信制の生徒がより深刻な状況に置かれている実態がうかがえる。

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