大曲の花火、今年も見送り 新型コロナ影響

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多くの観客を魅了した「大曲の花火」の大会提供花火=2019年8月31日、大仙市
多くの観客を魅了した「大曲の花火」の大会提供花火=2019年8月31日、大仙市

 秋田県大仙市や大曲商工会議所などでつくる「大曲の花火」大会委員会は25日、市内で8月28日に予定していた第94回全国花火競技大会(大曲の花火)の開催を来年に見送ると発表した。新型コロナウイルスの感染防止が難しいと判断した。2年連続の開催見送りは戦後初めて。

 大会委は大曲商議所で、会長の老松博行市長、副会長の佐々木繁治会頭ら計19人が出席し、非公開で行われた。観覧会場の席数縮小や検温、消毒など感染対策をして開催することを検討してきたが、ワクチン接種が進んでいない状況や、全国から訪れる観覧客が会場外で密集しないようにするのが難しいことなどから、全会一致で開催見送りを決めた。

 老松市長は「2年続けて開催できないことは当初想定しておらず、重く受け止めている。大変な状況なので、花火業界の支援策を考えていく」と述べ、花火業者をはじめ商工業者への支援策を検討するとした。

 佐々木会頭は「地元経済への影響は大きい。ワクチン接種が年内に終わると思うので、状況を見ながら来年はぜひやりたい」と語った。

 大会委は、チケット販売などの準備に2カ月かかるとし、6月末に開催可否を判断するとしていた。10月2日に予定している「大曲の花火・秋の章」についても、2カ月前の8月までに開催可否を判断する方針を示した。

 大曲の花火は1910年に始まった。全国有数の競技大会として知られ、伝統的な10号玉の芯入り割物、独自のテーマを表現する自由玉と創造花火、昼花火の各部門で完成度や独創性を競う。2019年は県内外の業者27社が計約1万8千発を打ち上げた。主催者発表によると、全国から約75万人が訪れた。

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