北斗星(7月17日付)

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 四国、近畿、東海よりも、本県など東北北部が先に梅雨明けするのは相当珍しいことではないか。関東甲信と東北が昨日、梅雨明けした。東北北部は平年より12日早い。昨年は梅雨明けが発表されずじまいだった

▼県内では11、12日の大雨で秋田市や由利本荘市で浸水・冠水被害が発生した。その後は天候が回復し、秋田市などでは、最高気温が30度超の真夏日が続いている。太平山の上空では14日夕、入道雲が夕焼けに赤く染まっていた。今年初めて見た夏らしい空だった

▼梅雨明けで人出増加に拍車が掛からなければよいのだが―。東京の新型コロナウイルス感染状況に心配が募る。12日に4度目の緊急事態宣言が発令されたばかり。14日以降は新規感染者が連日千人を大きく上回っている

▼開幕まで1週間を切った東京五輪はすっぽりその宣言期間に収まる。今後好転して早期解除とでもならない限り、お盆はおろか夏休みの大半が暗雲の下だ

▼本県では多くの夏祭りが2年続きの中止を余儀なくされ、お盆の帰省もままならない。梅雨は明けても気持ちが浮き立たないという方もおられよう。それでも青空を目にするだけで気分が晴れることもあるだろう

▼天気予報によれば本県は当分晴天続きのようだ。一方、まだ梅雨明けしない四国、既に明けた九州などには大雨や落雷の予報。「戻り梅雨」や「返り梅雨」という言葉があるように、梅雨明け後でも再び雨が続くことがある。コロナも大雨も油断大敵である。

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