土崎港曳山まつり 曳山のない2日間再び、「来年こそ」と願う人々 土崎神明社

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 「曳山まつりがないのに、こんなに青空が広がるなんて皮肉だな」。

 午前中から30度を超える真夏日となった20日の秋田市土崎地区。そろいのはんてんを着て、将軍野一区町内の有志10人と土崎神明社を参拝した同町内青年会長の小松谷諭さん(41)はそう漏らし、苦笑いした。

 今年も「土崎神明社祭の曳山行事」(土崎港曳山まつり)のない2日間が始まった。普段と変わらない時間が流れる町で、さまざまな思いを抱えながら、参拝に訪れる人の声を拾った。

土崎神明社の鳥居。本来であれば1日を通して、各町内の曳山が勇壮にくぐり抜ける=20日午後0時半ごろ


 土崎神明社の鳥居周辺や境内には氏子町内の名前が記された51のちょうちんがずらり。祭りムードを演出しているものの、人影はまばらで閑散としている。

 午前11時ごろ。将軍野一区町内の有志がやってきた。40年以上にわたって曳山を奉納してきた町内。「その思いだけでもつなぎたい」と、そろって参拝にきたという。

おはらいを受ける将軍野一区町内の有志


 「土崎の人はみんな涙を流しているのではないか。今頃はきっとあそこで曳山を引いて、掛け声をかけて…。どうしても曳山の姿を想像してしまう」。小松谷さんは悔しさを口にした。

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