世界文化遺産・縄文遺跡群(上)増加する観光客 現地ガイド育成急務

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 鹿角市の大湯環状列石と北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、世界文化遺産に登録された。登録によって、地元では観光振興への期待が膨らむ一方、「顕著な普遍的価値」を守る責務も負うことになる。世界に誇る地域の宝をどう活用し、保存すべきか。今後の在り方を探った。3回続き。

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 「ガイドの人数を増やしていたが、それでも忙しかった」。2015年7月、「明治日本の産業革命遺産」を構成する遺跡の一つとして世界文化遺産に登録された岩手県釜石市の橋野鉄鉱山・高炉跡。近くの「橋野鉄鉱山インフォメーションセンター」でガイドを務める藤原信孝さん(73)は、登録直後の様子をそう振り返った。

明治日本の産業革命遺産の構成遺跡の一つとして2015年に世界文化遺産に登録された岩手県釜石市の橋野鉄鉱山=16年7月(岩手日報社提供)

 センターは13年11月に開設。釜石市によると、来館者数は14年度6036人だったが、登録された15年度は4万3316人まで急増した。市世界遺産課の藤原沙希さん(27)は「遺跡は山中にあり、交通アクセスも悪い。まさに世界遺産効果」と登録のインパクトを実感したという。

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