新型コロナワクチン1740回分廃棄、男鹿市 冷蔵庫が故障

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
男鹿市民文化会館の冷蔵庫と保管していたワクチン(市提供)
男鹿市民文化会館の冷蔵庫と保管していたワクチン(市提供)

 秋田県男鹿市は31日、新型コロナウイルスの集団接種で使うワクチン1740回分(870人分)の管理が不適切だったため廃棄したと発表した。接種会場の男鹿市民文化会館でワクチンを保管していた1992年製の冷蔵庫が故障し、庫内の温度が上昇したことなどが原因。

 市によるとワクチンは米ファイザー製。31日と8月1日の接種で使う予定だった。職員が30日午後3時ごろにワクチン1608回分を市役所から文化会館の冷蔵庫に移した際、庫内の温度がやや高いと感じ、同9時に再確認したところ20度になっていた。

 ファイザー製ワクチンの保管温度は2~8度とされており、以前から庫内にあった132回分を含む1740回分を廃棄した。文化会館では5月から集団接種を行い、冷蔵庫にこれまで不具合はなかったという。

 31日の集団接種は市役所に保管していたワクチンで対応し、8月1日も行う。

 今後は9月4日の集団接種(720人分)でワクチンが不足する可能性があるとし、この日の接種の予約受け付けを中止する。10月末を見込んでいたワクチンの接種完了(市民の9割程度)は少なくとも1週間遅れる見通し。
 

 市役所で会見した佐藤博副市長は「貴重なワクチンを廃棄することになり、深くお詫び申し上げる」と陳謝。ワクチン管理に年数が経過した冷蔵庫を使用し、職員が温度上昇に気付いた時点での確認も怠ったとして「ワクチンの取り扱いに対する考えが甘かったと言わざるを得ず、反省している」と述べた。

 近く新しい冷蔵庫を購入する方針で、今後は庫内の温度チェックを入念にしていくとした。

同じジャンルのニュース