遺跡分断の県道移設へ 世界遺産・大湯環状列石

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万座(左)と野中堂の二つの環状列石の間を県道が通る鹿角市の大湯環状列石
万座(左)と野中堂の二つの環状列石の間を県道が通る鹿角市の大湯環状列石

 秋田県の佐竹敬久知事は2日の定例会見で、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)の構成遺跡の一つである鹿角市の大湯環状列石を通る県道の移設について、「そう遠くない時期に開始する必要がある」と述べ、早期に着手する考えを示した。来年度にも関連予算を計上する意向を明らかにした。

 大湯環状列石は、鹿角市十和田大湯にある約4千年前の縄文後期の遺跡。万座(最大径52メートル)と野中堂(同44メートル)の二つの環状列石を中心とする。祭祀(さいし)儀礼や共同墓地として利用されたと考えられている。1956年に国の特別史跡に指定された。

 現在、万座、野中堂の間を隔てるように約800メートルにわたって県道十二所花輪大湯線が走っている。県は2013年ごろから迂回(うかい)する複数のルートの検討を始めたが、移設には多額の費用がかかることなどを理由に、ルートや着工見通しなどの具体案は示していなかった。

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