仕事のゲンバ:鹿角紫根染・茜染研究会(鹿角市) 深く鮮やかな色合い

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 真夏の日差しの下、黄色みがかった絹の反物が、砂利を敷き詰めた庭で1反ずつ丁寧につるされていく。反物の長さは10メートル超。ムラサキとアカネの根を染料とする鹿角市の「紫根染(しこんぞめ)・茜染(あかねぞめ)」の下染めで行う天日干しの光景だ。

下染めした反物を天日干しする関さん。たゆみを広げながら丁寧に作業を進める

 ムラサキとアカネは藩政時代、鹿角を含む盛岡(南部)藩の特産。鹿角には奈良時代に伝わったとされ、朝廷や将軍家への献上品にもなったといわれる。唯一の継承者だった栗山文一郎さんが1991年に71歳で死去し、いったん技法が途絶えたが、22年後の2013年、伝統の技術を復活させ、後継者を育成しようと「鹿角紫根染・茜染研究会」が立ち上がった。

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