秋田の出生数最少ペース 40年で7割超減、女性の流出影響

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 秋田県の少子化に歯止めがかからない。県の人口統計によると、2020年10月~21年6月の出生数は3238人で、過去最少ペースとなっている。出生数減少には若い女性の流出が大きく関係しており、識者は「女性を引き付ける仕事や働き方を真剣に考える必要がある」と話す。

 県の人口統計は国勢調査にならい、10月1日を年間の起点としている。20年(同年9月までの1年間)の出生数は4508人。比較可能な1981年以降で最少だった。81年の出生数は1万5440人で、この40年間で7割超も減った=グラフ①

 21年の年間出生数はまだ確定していないが、残り3カ月の時点で前年同期を約90人下回っている。

若い女性の流出続き「縮小ループ」


 ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子さんは「秋田県は全国の中で戦後最も赤ちゃんが減った県だ」と指摘する。

 厚生労働省の人口動態統計によると、秋田の出生数は1950年から2019年にかけて89%減少。50年時点の統計値がない沖縄を除く46都道府県で、最大の減少率となっている。

 天野さんは秋田の少子化の背景について「将来のお母さん候補である若い女性の流出が長期にわたり続き『縮小ループ』に陥っている。女性の転出超過数は20代前半が最も多い。進学よりも就職の方が大きな要因だと認識する必要がある」と話す。

天野さんインタビュー詳報 データで読み解く秋田の少子化・女性流出

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