シンボル「油田の一本松」姿消す 秋田市八橋、枯死し伐採【動画】

会員向け記事
お気に入りに登録

 藩政期から羽州街道にあったとされる秋田市のクロマツ「油田(あぶらでん)の一本松」(八橋大道東)が枯死し、市が21日に伐採した。地域のシンボルとして親しまれてきた一本松が切り落とされ、住民は名残惜しそうに作業を見守った。

枯死し、伐採された「油田の一本松」

 一本松はかつて羽州街道だった市道(通称・旧国道)の丁字路交差点にあり、樹高は約9メートルあった。江戸時代後期の羽州街道沿いの様子を伝える「秋田街道絵巻」(県指定有形文化財)には松並木が描かれ、油田の一本松は現存する1本とされていた。

 1984年に市の保存樹に指定されたが、2017年から葉が茶褐色に変色するなど樹勢の衰えが確認され、その後は市が土壌改良などを行って樹勢回復に努めた。ただ、回復には至らず、昨年7月に枯死したとの診断書が樹木医から市に提出され、9月には保存樹の指定が解除された。

秋田の最新ニュース