秋田新幹線「新仙岩トンネル」 費用700億、負担どうする

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新トンネル整備が検討されている田沢湖―赤渕間を走る秋田新幹線
新トンネル整備が検討されている田沢湖―赤渕間を走る秋田新幹線

 秋田新幹線の秋田、岩手県境で検討されている「新仙岩トンネル」の整備構想に動きが出てきた。JR東日本が先月下旬、総額700億円の事業費のうち、6割を支払う考えを表明。構想が2018年に表面化して以降、初めて具体の費用負担に言及した。ただ、残りの4割は公費支出を前提としている。沿線自治体間でも費用負担に対する考えは異なっており、今後の対応が注目される。

 「JRの本気度が分かる。国の支援を得るため、JRと一緒になって要望活動を重点的に進めたい」

 佐竹敬久知事は今月2日の記者会見で、新トンネルの早期実現に意欲を示した。公費負担が可能かを問われると「不可能ではない」と応じた。

 県は7月26日、JR東とトンネル整備に向けた覚書を締結した。各種調査に加え、財政措置を含む国の支援に向けた働き掛けを連携して行うことで合意。締結式にオンラインで出席したJR東の坂井究常務は、6割負担を明言した上で「残りを何とか国と地元の皆さまに負担をお願いしたい」と求めた。

 トンネル整備は、巨額の事業費がネックとなり、工事開始に向けた具体的な動きは出ていなかった。JR東も、単独での事業実施は困難とのスタンスを崩さずにいた。

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