北斗星(8月24日付)

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 インターネットで検索すると、小学生の夏休みの自由研究についてテーマや調べ方をアドバイスしてくれるサイトが出てくる。中には「1日でできる!」とうたっているものもある。夏休み最終盤まで宿題が手付かずだった子どもの頃を思い出し、苦笑させられる

▼県内小中学校の夏休みもそろそろ終わり。きのうの男鹿市など4市町を皮切りに、26日までに全県で授業が再開する。子どもや保護者にとって頭が痛いのは宿題だけではない。新型コロナウイルス感染拡大の波が、本県にも押し寄せている

▼感染力が強いデルタ株の広まりにより子どもの感染も増加中。萩生田光一文部科学相は一斉休校の要請は「考えていない」とする。だが夏休み明けの学校でさらに感染が拡大することを懸念する声は高まっている

▼一方、菅義偉首相は夏休みをほとんど取らずに職務に専念している。出口が見えない新型コロナ対策など喫緊の課題に「遅滞なく対応することが最優先の職責」だからと語る

▼菅首相の宿題が山積しているのは間違いない。コロナ対策ばかりでなく、きょう開幕する東京パラリンピックの安心安全な運営、情勢不安定なアフガニスタンからの邦人らの退避…。どれも待ったなしだ

▼10月の衆院議員任期満了が迫り、近く総選挙があるのは確実。菅首相のお膝元の横浜市長選では支援候補が落選しコロナ対策への不満は明らかだ。宿題の出来を評価するのは国民。総選挙までにどんな成果を示せるだろうか。

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