他人からの「母さん」に違和感 見た目、年齢で決めつけ?

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〈他人から『母さん』『奥さん』と呼ばれることに違和感がある〉

 3日付「声の十字路」欄に、こんな投稿が掲載された。これをきっかけに「呼び方」に関する投稿はその後も寄せられた。どのような思いで言葉をつづったのか。あらためて2人の女性に聞いた。
(取材/石塚陽子、佐藤悠大)

 秋田県湯沢市のピアノ教師女性(59)は周囲にも自身と同様に未婚で、同じような思いをした人がいるとし、「きっと他にもいるだろう」と投稿したという。

「声の十字路」欄に寄せられた読者からの意見

 声の十字路欄「呼び方」に関する一連の投稿
 3日付でピアノ教師女性が「(自分は独身なのに)知らない人から『奥さん』『母さん』などと呼ばれることに違和感を抱いてきた。多様性を重んじるようになってきた現代、呼び掛け方も配慮が必要」と指摘。これを踏まえ、14日付には鹿角市の女性の「昔は何とも思わなかったが、今は呼び方一つで論争に発展することもある。大変な時代」、17日付には自営業女性の「ピアノ教師女性の投稿に強く共感した。『母さん』と呼ばれると、『あなたのお母さんじゃありません』と思ってしまう」という内容の投稿が掲載された。


 「呼び方」については、ずっと違和感を抱いていた。20歳の時のこと。秋田市内でタクシーに乗り込むと、運転手から「奥さん、どこまで行きますか」と声を掛けられた。生まれて初めて呼ばれた「奥さん」。結婚はしていないし、「奥さん」という年齢に見られたことにショックを受けた。とっさに「『奥さん』じゃありません!」と言い返した。その後1週間、暗い気持ちを引きずったという。

 その後も同じような場面を目にした。「ちょっと、お母さん」と呼ぶテレビのリポーター。お客さんに「奥さん、寄っていって」と声を掛ける店員。「きっとみんな悪気はないのだろうと思います。でも毎回違和感がありました」

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