人影まばら、店主ため息… 秋田市の繁華街、かつてない苦境

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 8月に入って秋田県内の新型コロナウイルスの感染が過去最大規模に広がり、県が家族以外との会食自粛を呼び掛ける中、秋田市の繁華街の飲食店がかつてない苦境に立たされている。まばらな人出、昨年よりひどい売り上げ、消えゆく店舗。27日の金曜日の夜、記者が山王、川反・大町、JR秋田駅前を歩いた。

 午後8時半、居酒屋が並ぶ山王の通り。酔客の姿は見えず、閑散としていた。

飲食店が立ち並ぶ山王地区。酔客の姿はなく閑散としていた=27日午後7時50分ごろ


 「おとといは開店以来、最低の売り上げだった」。ある居酒屋の40代の男性従業員が嘆く。先月は少し持ち直したが、今月に県の警戒レベルが5段階の4に引き上げられてまた客足が引いた。売り上げの穴埋めは新たに始めた宅配でカバーを図る。「店に来てくれる客がいないから」

 70代の夫婦が営む居酒屋も危機的だ。今月の売り上げは、コロナで苦しかった昨年のさらに10分の1ほどに落ち込んだ。最近は1人客が多い。店主の妻は「もう座敷を使うこともなくなった。寂しいを通り越して悲しい」。感染拡大を受け、いつもなら帰省客でにぎわうお盆期間も今年は店を閉めた。

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