プリキュアで進むジェンダー表現 鷲尾天さん「りりしさ目指す」

有料会員向け記事
お気に入りに登録

 女児向けの人気アニメ「プリキュア」のジェンダー表現が進化している。「男の子のプリキュア」が登場したり、さりげない会話の中で「女優」を「俳優」と言い換えたり。専門家は、性別によって期待される役割について「固定化されたものではないと伝えることは多文化教育にとってプラスになる」と話す。

 「お弁当作りは私の担当なんだ。うちは父と兄の3人家族でさ」。テレビ朝日系で放送中の「トロピカル~ジュ!プリキュア」で、主要キャラクターの一人がそう話すと、主人公は驚いた顔で答えた。「お弁当はお母さんが作るんだって思い込んでたかも。自分で作ってもいいんだ」

 プリキュアは2004年に始まり、少女が変身しパンチやキックなどの体術を駆使して悪と戦う。当初掲げたコンセプトは「女の子だって暴れたい!」だった。


「りりしく自分の足で立つことと、きれいでかわいいことは矛盾しない」と話す鷲尾天さん


 制作元の東映アニメーションでシリーズの立ち上げに関わった執行役員の鷲尾天(たかし)さん(秋田市出身)は「誰かが助けてくれるストーリーではなく、りりしく自分の足で立つ作品を目指した」と振り返る。一貫して「男の子だから」「女の子だから」というせりふは使わず、近年は「~だわ」などのいわゆる女言葉も避けている。

※この記事は「有料会員向け記事」です。有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM、ウェブコースL)への登録が必要です。
(全文 1113 文字 / 残り 618 文字)

秋田の最新ニュース