北斗星(9月1日付)

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 パックご飯、レトルトカレー、ペットボトル入りの水、乾電池、カセットボンベ…。時代を反映してか除菌用品もある。スーパーでもらった防災用品チラシの掲載商品。きょう9月1日の防災の日に合わせた売り出しだ

▼「3カ月ごとに点検を」といった注意も記されていた。非常食を防災袋に入れてほったらかし、賞味期限切れにしてしまった苦い経験がある。確かに定期的な点検は欠かせない

▼日頃から食材を多めに買い置きし、日常生活で使った分を補充して常に一定量を保つ―。これは国などが推奨している災害時に備えた食品の家庭備蓄方法だ。「回転備蓄(ローリングストック)」とも呼ばれる

▼備蓄量は家族の人数分の3日~1週間分が望ましいとされる。コメや乾麺、缶詰、菓子類などのほか、日持ちする野菜や乾物なども対象。食べながら、買い足しながらできるこの備蓄方法を取り入れてから、防災を意識することが増えたと感じる

▼いまの季節は台風への警戒も怠れない。5年前の8月末、台風10号は岩手県の高齢者施設で多数の犠牲者を出した。1951年の統計開始以来、初めて東北の太平洋側に上陸した台風だ。今年7月28日には台風8号が宮城県に初めて上陸。思いがけない進路をたどる台風も珍しくない時代だ

▼大地震も気象災害も平時の備えこそが肝心。過去の災害に学び、家庭でもできる限りの対策を講じたい。避難場所や経路はもちろん、緊急時の連絡先などの確認もお忘れなく。

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