未来館でクニマス衰弱死相次ぐ 県、山梨県に追加貸与要請

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 秋田県仙北市の田沢湖クニマス未来館で4月以降、山梨県から貸与されたクニマスが相次いで衰弱死していたことが分かった。成熟期を経て寿命を迎えたものとみられる。県水産振興センター内水面試験池(北秋田市)を含め県内で飼育される個体は9匹まで減っており、県は飼育展示を継続できなくなる可能性があるとして、山梨県に追加貸与を求める文書を送った。

 未来館などによると、2017年に初めて山梨県から貸与された10匹は、19年12月までにほとんどが繁殖可能な成熟期を迎える前に死んだ。19年4月に30匹が追加貸与され、未来館に18匹、試験池に12匹が分けられた。いずれも山梨県が、西湖(さいこ)で捕獲したクニマスの卵を人工授精してふ化させたものだ。

田沢湖クニマス未来館の水槽で展示されているクニマス


 クニマスの生態について研究を重ねている山梨県や未来館によると、クニマスの寿命は3~6年。成熟後は数カ月程度で寿命を迎えて死ぬ個体がほとんどだという。

 30匹のうち、昨年末までに未来館と試験池の合わせて9匹が成熟を迎えずに死んだ。今年に入ってからは多くの個体に体が黒くなるといった成熟期の特徴が見られ、1月に1匹、4~8月に11匹が相次いで死んだ。この12匹のうち10匹は寿命による衰弱死とみられる。

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