「本荘追分全国大会」継続を断念 入場減、19年開催が最後

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2016年に行われた本荘追分全国大会=由利本荘市文化交流館カダーレ(市商工会提供)
2016年に行われた本荘追分全国大会=由利本荘市文化交流館カダーレ(市商工会提供)

 秋田県由利本荘市で例年8月に開かれ、県内の民謡全国大会の草分け的存在である「本荘追分全国大会」が、今後の開催を断念したことが1日、分かった。入場者の減少が続く中、主催する市商工会が当初の目的である観光振興を十分に果たしたと判断した。新型コロナウイルスの影響で昨年と今年は中止したため、2019年の36回大会が最後となる。

 本荘追分は独特な節回しが特徴。「梅も桜も共に咲く」「出羽の富士見て」など、市周辺の風景を歌詞に織り込んでいる。

 大会は本荘追分を地域に人を呼び込むきっかけにしようと、1984年に開始。全国大会を冠した県内11の主要民謡大会の中で最も歴史が長い。近年は市文化交流館カダーレを会場に、100人前後が出場。2016年からはブラジル大会も開かれ、優勝者が本大会に出場した。

 市商工会によると、最も多い年で千人以上いた入場者は、人口減に伴い年々減少。今後も回復が見込めず、「観光振興の面では一定の役割を果たした」として終了を決め、7月に関係団体に伝えた。

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