北斗星(9月12日付)

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 庭の片隅に育つペパーミントが穂をつけ、淡い紫色の花を咲かせている。さまざまなミントの中でも特に香りが高い。暑い盛りには葉のついた茎をちぎって、涼しげな香りを楽しんだ

▼秋田市郊外の田んぼ脇の道端でよく似た花を見つけた。葉をちぎるとミント特有の香りが漂う。丸みを帯びた葉の形などからアップルミントらしい。野生化して群生する生命力に驚かされる

▼田んぼの稲穂は重そうに垂れている。稲刈りも間近。周辺にはスズメの群れが飛来していた。この秋には本県期待の新品種米「サキホコレ」が先行販売される。来年の本格デビューを占う大切な収穫になる

▼あきたこまちは前年より2千円安い1万600円―。JA全農あきたから県内の各JAへ支払われる1等米60キロ当たりの概算金が決まった。各JAから農家に支払われるのは1万円前後とみられる

▼減額は2年連続で、新型コロナウイルス禍で外食向けのコメの需要が低迷しているのが要因。大幅な減額に農家はやりきれない思いだろう。主力品種の下落は青森県や新潟県でも同様だという。サキホコレの概算金については17日までに決定。関係者はどんなにか気をもんでいることか

▼前述のミントはシソ科の植物。庭では青ジソも花が咲き始めた。昨年は10月初めに実を収穫。つくだ煮にすると香りも豊かで新米にぴったりだ。それにしてもコロナ禍で外食を控え、コメを食べないという人は一体何を食べているのか。不思議でならない。

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