猟師の遺志継ぎ「ジビエ工房」再出発 大仙市

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友人の遺志を継ぎ、協和ジビエ工房を手伝う豊島さん
友人の遺志を継ぎ、協和ジビエ工房を手伝う豊島さん

 秋田県大仙市内で捕獲されたクマの肉を活用するため昨年開設された協和船岡の食肉処理販売会社「協和ジビエ工房」が、この夏再出発した。経営していた地元猟師、藤原正人さんの急逝で存続が危ぶまれたが、妻の純子さん(58)と親友の豊島次雄さん(68)が継承。豊島さんは「地域を元気にしたいという遺志を引き継いでいく。食べやすい商品を開発し、多くの人においしさを知ってもらいたい」と話す。

 ジビエ工房は、地元のクマ肉で名物料理を作りたいという協和温泉四季の湯の要望を受け、猟友会の活性化にもつなげようと藤原さんが昨年4月に開設。クマ肉を四季の湯や都内の料理店などに出荷してきた。しかし今年3月、藤原さんが病気のため65歳で逝去。工房の運営が課題となった。

 純子さんら遺族は一時畳むことも考えたが、豊島さんや精肉店を営む友人、猟友会員らが協力を申し出た。純子さんは「(藤原さんが)大きな決意で踏み出した事業。やっと軌道に乗ったところで倒れ、悔しかったと思う。皆さんの力を借りて工房を残そうと決めた」と振り返る。今年7月、純子さんが代表取締役、豊島さんが営業担当として再開した。

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