丸竹三共水産、破産申請へ 県内の新型コロナ関連倒産5例目

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 秋田市公設地方卸売市場(同市外旭川)内の鮮魚・水産加工品卸売業「丸竹三共水産」は22日までに事業を停止し、破産申請の準備に入った。東京商工リサーチ秋田支店によると、負債総額は約1億5千万円。同支店のまとめでは、県内に本社を置く企業では5例目の新型コロナウイルス関連倒産となる。

 秋田支店などによると、1974年の設立。県内の食品スーパーや鮮魚小売店、飲食店向けの仲卸を手掛けた。98年3月期の売上高は約12億8700万円を計上したが、同業他社との競合や家庭での需要減退、鮮魚小売店の減少などの影響で、2020年3月期の売上高は約4億200万円にまで落ち込んだ。

 その後、新型コロナ感染拡大の影響で飲食店との取り引きはさらに減少。21年3月期の売上高は約3億1300万円にとどまった。収益も赤字基調で推移し、債務超過に陥るなど脆弱(ぜいじゃく)な財務状況が続き、21年3月期の当期損失は約900万円を計上した。今期も新型コロナ感染拡大の影響で営業面では苦戦を強いられ、資金繰りは逼迫(ひっぱく)。今月21日で営業を停止し、従業員5人全員を解雇した。

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